【体験版】JBI オンラインスタディ [超入門]
FileMaker の基本と特徴 [3] IDと新規作成2
◆ なぜ「購入記録ID」を作ったか
◆ ID になる連番を自動採番する
◆ FileMaker の新規作成(方法2)
◆ 新規作成の方法1で出てきた5つのフィールドについて
頭がいっぱいの時は一旦ここをスルーしても構いません。
気になるところかと思うのでザッと解説しますが、FileMaker 習得の初期段階ではそこまで優先は高くありません。あとで余裕が出た時にご覧頂ければと思います。
新規作成の方法1で、一番最初に訳が分からない設定ウインドウが出てきました。
ではこれらのフィールドについて、ザッと解説していきます。
◉ 主キー
「3ADC5773-9F05-DF4D-A5E3-23FD96643619」のような英数文字列が自動で生成されます。世界中のシステムとも重複しないと言われ、当然テーブル内でも重複はしない、超強力で最強の「ユニークな ID」として使えます。
例えばこの主キーのフィールド名を「購入記録ID」に変更して ID として使っても良いです。ただ、いかんせん分かりづらいのが難点。想像して頂きたいのですが、購入記録ID「5」がどのレコードかを見つけるのは早いと思いますが、購入記録IDが「3ADC5773-9F05-DF4D-A5E3-23FD96643619」のレコードを見つけるのは苦労しそうな予感がありませんか?
よって、JBI オンラインスタディでは別途 ID フィールドを作成して、シリアル番号の連番によるユニークな ID で制作することをオススメしています。(1年、2年・・・と制作経験を積んでから、上の主キーを使っていけば良い。)
◉ 作成情報タイムスタンプ
新規レコードが追加された時に、自動で「2022/10/10 12:01:59」のようなタイムスタンプ(日付と時刻)が入力されます。
このフィールドは、「いつレコードが追加されたか」が分かります。想像して頂きたいのですが、数百件レコードがある中で見覚えのないレコードのデータがあったとします。「あれ?これはいつ作られたレコードだろう?削除していいのだろうか?」といった時に、この作成情報タイムスタンプを確認して「あ、休みの日に間違って作ってしまったんだな。うん、削除して大丈夫だ。」となるかもしれません。このような後々の手掛かりになるフィールドになるので、そのまま置いておいた方がむしろ良いかと思います。
◉ 作成者
新規レコードが追加された時に、自動でログインした時のアカウントが入力されます。
FileMaker はデフォルトのアカウントが「Admin」です。なので作成者には通常「Admin」が入ります。
(アカウントはメニューバー「ファイル > セキュリティ」で登録できます。独自のアカウントを作ることで第三者のデータ盗用をブロックすることができます。)
複数人で使っているファイルであれば、「誰がレコードを作成したのか?」という後々の手掛かりになるフィールドです。一人でファイルを使用している分には不要ですが、特に大きな影響もないのでそのまま置いておいても良いです。(後になって使うかもしれませんし)
◉ 修正情報タイムスタンプ
レコード内のどれかのフィールド内容が変更された時に、自動で「2022/10/10 17:11:01」のようなタイムスタンプ(日付と時刻)が入力されます。
作成情報タイムスタンプと違うのは、フィールド内容が変更される度にタイムスタンプが更新されるという点です。「いつフィールド内容が書き換わったんだろう?」というような後々の手掛かりになるフィールドなので、やはりそのまま置いておいた方が良いかと思います。
◉ 修正者
レコード内のどれかのフィールド内容が変更された時に、自動でログインした時のアカウントが入力されます。
作成者と同様、初期のデフォルト状態では通常「Admin」が入ります。
複数人で使っているファイルであれば、「誰がレコードを修正したのか?」という後々の手掛かりになるフィールドです。一人でファイルを使用していても、「ああ、あの時にフィールド内容を変更したのか!」という手掛かりになります。やはりそのまま置いておいてたほうが良いかと思います。
✻ このページのお試しは以上となります。ここまでだけでも何かお役に立てていたら幸いです。
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