【体験版】JBI オンラインスタディ [超入門]
FileMaker の基本と特徴 [1] 必須の基本
◆ FileMaker はファイルを保存するところから始まる
まず、多くの入門者を悩ませるところが最初の挙動です。
FileMaker は、新規作成をするとき、最初に「ファイルを保存する」ところから始まる、という特徴があります。詳しくは次の章の「◆ FileMaker の新規作成(方法1)」で解説します。
ここでは下準備をしておきます。
最初にファイルを保存するので、そのための専用のフォルダを用意しておきたいと思います。
ドキュメント(書類)フォルダやご自身で分かりやすいところに専用のフォルダを作成して下さい。フォルダ名は何でも良いですが、迷ったら「FileMaker」や「◯◯システム」(◯◯には作りたいシステム名)で一旦作成します。変更したい時は随時変更して下さい。
●フォルダ作成の理由
FileMaker のファイルがどこに保存されたかがすぐに分かるように。
FileMaker のファイルがあちこちにいかないように。
*専用フォルダ作成は強制ではありませんが、最初のうちはオススメです。数ヶ月~数年後にご自身のルールが出来たら、自由に管理してください。
*できればデスクトップ以外のフォルダをオススメします。デスクトップは OS への負荷が高くなる可能性もあるためです。
プレ実践として、「購入記録」ファイルを作成してみます。製品の購入履歴を記録するというシンプルなものを使って FileMaker の特徴を掴んで頂くためです。
◆ FileMaker の新規作成(方法1)
FileMaker のファイルを新規作成します。2つの方法のうちの1つ目です。(2つ目の方法はもっと後で登場します)
FileMaker を起動します。アイコンがあればダブルクリックで起動します。(もし起動方法が分からないときはご質問ください)
左側の縦に並んだ3つめ「作成」から、上に3つ並んでいる「新規」を選択し、右下の青いボタン「作成」をクリックします。
*参考:「新規」の隣りの「変換」が追って解説する2つ目の方法になります。
最初に作成したフォルダに、名前を付けて保存します。「購入記録.fmp12」で保存してみて下さい。
「保存」をすると、いきなり何かの設定ウインドウが出てきます。よく分からないので、一旦「OK」または「キャンセル」で閉じます。
◆ FileMaker の2つの「核」の一つ、「データベース管理」
FileMaker の「核」の一つである「データベース管理」について解説します。
もう一度、いまの設定ウインドウを開いてみます。
メニューバー「ファイル > 管理 > データベース」をクリックします。
先程の設定ウインドウ「データベース管理」が開きました。(開きましたか?)
この「データベース管理」は FileMaker の心臓部です。そして2つの「核」のうちの一つです。ここへのアクセス方法は必ず覚えて下さい。前半レクチャーでは超重要箇所です(このページではここだけ覚えておけば良い、というくらい重要)。練習で、もう一度「データベース管理」を閉じて、開き直して見て下さい。
(メニューバー「ファイル > 管理 > データベース」)
*FileMaker の2つの「核」というのは、JBI 独自の考え方です。
「データベース管理」での設定は、「テーブル」と「フィールド」タブがまずは必要になります。(「リレーションシップ」はずいぶん後になって登場するので、今は放置でOKです。)
では「テーブル」タブを開きます。
ここで「テーブル」を作成したり、名前を変更したり、削除したりします。「購入記録」は特に変更しないので、そのままでOKです。
✻ テーブル とは・・・
エクセルで言うと、「シート」が近いです。
データのかたまりを束ねているもの、データのまとまりに名前を付けたもの、という感じです。
例えば、何か物品を購入した記録のデータを蓄積しようとするなら、「購入記録」というテーブル名を付けたりします。
他に例えば、販売会社(販売店)のデータを蓄積しようとしたら、これはもう一つ別でテーブルを作成しても良さそうです。(いまは作りません)。恐らくテーブル名は「販売会社」のようになるでしょう。
この「購入記録」と「販売会社」は情報の種類が違うので別のテーブルにしよう、というのがデータベースの考えです。この辺は、今はよく分からなくても実践を追うごとに少しずつ理解して頂くので大丈夫です。
◆ FileMaker の2つの「核」
ここで、FileMaker の「核」となる重要な要素を2つご紹介しておきます。
データベース管理
レイアウト
この2つが整っていれば、ひとまず FileMaker に命が宿ります。是非この2つのワードを頭の片隅に置いておいてください。
*FileMaker の2つの「核」というのは、JBI 独自の考え方です。
◆ FileMaker の2つの「核」の一つ、「データベース管理」
◆ フィールド(項目)の作成
◆ ファイルの即時保存
◆ ファイルのコピー
✻ このページのお試しは以上となります。ここまでだけでも何かお役に立てていたら幸いです。
✻ 本スタディで不明な点や質問が出た場合は、Q&Aセミナーのリクエストをお送りください。